前回は男性が育休を取ってもらえるお金と男性育休の実態について紹介しました。今回は男性が育休を取るべき3つの理由をまとめます。
① 世界一充実している育児休業制度
ユニセフは日本の男性育休制度を世界一と評価しています。だって、働かないで手取りの7〜8割がもらえるんです。(詳しくは前回の記事にまとめてあります。)
こんなに経済的に支援してもらえるのであれば、育休を取らない理由が見つかりません。今は副業の案件がたくさんあるので、減った分のお金も育児休暇中に稼ぐことだってできます。
また、育休でできた時間をすべて育児や家事に使うのではなく、お金などの勉強をして資産をつくったり、家族の人生設計を考えたりするなど、仕事をしていたらなかなかできないことにも取り組むことができるようになります。
② 幸福度が上がる
①ではお金について記述しましたが、実は幸福度と収入に相関関係はありません。
お金よりも時間や経験に重きを置くことで幸福度が上がるという研究がたくさんあります。子供の成長を夫婦で一緒に見守ることができる時間と経験は一生ものです。
特に育児が大変な1歳までの時期に夫婦で協力して過ごした時間は、きっと忘れられない経験になるでしょう。
実は、私は第一子がうまれたときには公務員(教員)をしていたのですが、育休をとりませんでした。正直育休の制度について何も知らなかったし、育休を取れる雰囲気も全くありませんでした。
今思い出すと、妻には本当に迷惑かけたな、育休とればよかったなと心の底から思います。
でも、私が育休をとっている今、妻は「育休とってくれてありがとう。こんなに育児が楽しかったなんて」と言ってくれています。
夫婦で育児をしていて余裕があるからこそ、子供の些細な変化やしょうもないことに気づいたり、大変なことも共有して気楽に楽しく過ごすことができています。
また、子供と触れ合うことで、幸せホルモンとも呼ばれるオキシトシンが脳から分泌され、ストレスを緩和してくれることがわかっています。
オキシトシンの効能については過去記事(ストレスに強い子どもに育てる方法~マギル大学の研究より~)にもまとめています。
③ 子供の能力が爆あがりする
ミネソタ大学の研究では、1歳までに親にちゃんと気にかけてもらえた子どもは
・自分に自信のある子になる
・周りからの評価が高くなる
という結果も出ています。
逆に、育児のストレスで素っ気なくしたり、子供に接することができない時間が多くなったりすると子供は反社会的になったり、人とうまくコミュニケーションが取れなくなってしまうこともわかっています。
子どもが1歳になるまでに親がどのように関わるかがとても大切と言えます。