男性が育休をとってもらえるお金と現状

男性が育児休暇を取ると、女性と同じように、休業前賃金の67%の育休給付金がもらえます。

では、育児休暇を取得している男性の割合はどのくらいいると思いますか?約6%?約16%?26%???

今回は、男性育休の現状について紹介します。

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男性が育休をとったときにもらえるお金


育児休業(育休)を取ると、育休給付金が支給されます。

支給額は育休の期間によって異なり、

・育休開始後6カ月まで    :休業前賃金の67%
・子どもが1歳(最大2歳)まで:休業前賃金の50%

が支給されます。

※ただし、休業前賃金が月が44万以上になると月収44万で計算されます。

育休給付金は女性も男性も同じように支給されます。

また、育休中は所得税や社会保険料が免除されることになっているので、実際は休業前賃金の80%くらいがもらえるようなイメージです。

また、2020年2月9日のニュースで、この育児給付金の給付率を80%に引き上げることを政府が検討していることがわかりました。所得税や社会保険料などが免除される分を加味すれば、実質的に育休前の手取り月収とほぼ同額が支給されることになります。

男性の育児休暇の実態

厚生労働省によると、育休を取っている男性は6.16%(平成30年度)です。これでも5年前の約3倍です。

100人の男性のうち、6人は育休を取っていることになりますね。実感はどうでしょう、多いでしょうか?

実は、男性の育休取得者の約57%が5日未満しか育休をとっていません。それだけ取りづらい空気であったり、取る必要がないと思っている人が多いと言えそうです。
 
一方、子供が生まれた場合に育休を取りたい男性の割合は7割を超えているというデータ(明治安田生活福祉研究所の2018年の調査より)もあります。育休取りたいな、取った方がいいんだろうな、という意識はあるんですね。

私も2020年7月現在育休中ですが、一部上場企業であるにもかかわらず会社では男性初の育休となり、人事の手際の悪さや制度が整っていない状況には驚きました。それほどまだまだ男性の育休は珍しいことなのだと思います。

ただ、法律では男性の育休取得は可能なので、そこそこの会社であれば今後男性の育児休暇取得の実績がないと優秀な社員が集まらないはずです。

私の会社も、制度は整っていないものの、上司からは会社としてもありがたいと歓迎されました。会社の採用ページに「男性育休取得実績あり」なんて書けると若くて優秀な社員が集まってくるんじゃなでしょうか。

育児休業が取れる人の条件

とは言っても俺、育休取れるのかな?と思う人もいるかもしれませんが、ほとんどの人が取れます。

ざっくりとした条件ですが、1年以上同じ会社で働いていてちゃんと出勤してて、かつ育休明けに辞めないことがわかってれば大丈夫です。

詳しくは厚生労働省のリーフレット(育児休業や介護休業をする方を経済的に支援します 令和元年度版PDF )をご覧ください。

勘違いしている人が多いのですが、育休は妻が働いていなくても、最大1年間取ることができます。法的なハードルは結構低いんです。

ちなみに、私の妻は専業主婦で、私は1年間育休を取ります。

ということで、冒頭の問題の答えは、育休を取得している男性の割合は約6%です。

 

このアカウントでは科学的な視点を取り入れた育児情報を発信しています。様々な育児情報がある中で、何が正しいのかわからなくなっているママやパパに科学的に正しい情報を伝えたいと思っています。

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