抱っこをしなくても赤ちゃんが眠れるようになる睡眠トレーニング

ノーステキサス大学での研究で、生後4〜10ヶ月の赤ちゃん25人が3日で泣かなくなった睡眠トレーニングを紹介します。このトレーニングを行うことで、抱っこをしなくても赤ちゃんが眠れるようになり、夜泣きにも効果があるとされています。

睡眠トレーニング『cry it out』の方法

① 寝室を暗くする。
   ↓
② 赤ちゃんが寝てしまう前にベビーベッドに寝かせる。
   ↓
③ 赤ちゃんにおやすみの挨拶などをし、親は部屋を出る。
   ↓
④ 放置。(※後で詳しく説明します。)
   ↓
⑤ 親は赤ちゃんのいる寝室に戻り、赤ちゃんに話しかけたりしながら様子を見る。(2分まで)
   ↓
⑥ ③~⑤を繰り返す。

※④放置時間について

放置する時間は以下のように少しずつ伸ばしていきます。

1日目:3分→5分→以降10分
2日目:5分→10分→以降12分
3日目以降:だんだん伸ばしていく ( 7分→12分→以降15分など)

これを赤ちゃんが寝付くまで繰り返します。
もしも一度寝た赤ちゃんが目覚めたら、その日の最短放置時間からまた繰り返します。

ここで大切なのは、一度ベビーベッドに寝かせたら、赤ちゃんを抱きかかえない事。話かける時も極力落ち着いた声で話しかけます。また、2分経ったらどんな状況でも部屋から出るようにしましょう。

これを続けることで、多くの赤ちゃんが3~4日、長くても1週間で一人で眠れるようになるそうです。

もしもうまくいかない場合は取り組む時期が早すぎたということなので、数週間経ってから再チャレンジすることをおすすめします。

賛否両論ある『cry it out』

自分の子どもが親を求めて泣いているのを放置するのはかなり罪悪感を感じると思います。実際、この方法は賛否両論あるようです。

しかし、オーストラリアでこの睡眠トレーニングを受けた6歳児173人を対象に調査を行ったところ、情緒の発達や親との親密度で他の子と差異は認められなかったそうです。科学的には問題ないとされています。

また、この方法を推奨する研究者は「赤ちゃんを寝かすために親が疲弊して、日中十分に愛情を注げない方が赤ちゃんにとって良くない。」といっています。

子どもの寝かしつけや夜泣きに悩んでいる方は、ぜひ『cry it out』を試してみてください。3日間頑張れば、効果が出ると思います。

 

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